注文住宅の初心者のために!家づくりの基本をわかりやすく紹介します!

注文住宅は建て売り住宅の戸建てに比べると、概ね2割から3割以上は予算が増えるとされています。予算面を自己資金でカバーするのは稀で、注文住宅では基本的に住宅ローンを利用する流れになります。住宅ローンの返済プランには元利均等返済と元金均等返済の二種類があります。前者では当面の間、利息ばかりを支払うことになるのでなかなか元本が減少しません。後者は元本も減少するかわりに金利が高く設定される傾向があります。

目次
  1. 注文住宅の初心者のために!家づくりの基本をわかりやすく紹介します!
    1. 注文住宅のことが全くわからない!何からスタートすべき?
    2. インターネット?情報誌?それとも折込チラシ?注文住宅の情報収集をするならどれ?
    3. 注文住宅の展示場は有力な情報源!ここで何がわかる?
    4. そもそも注文住宅を建てる理由とは?どんな人々が希望する?
    5. 注文住宅用の土地も購入したい!建物にかける費用との理想的な比率は?(2023/07/14)
    6. 大手ハウスメーカーで注文住宅を建てるメリットとは?デメリットと一緒に考えよう!(2023/07/14)
    7. 注文住宅を地元の小さな工務店に依頼する!そのメリットとリスクとは?(2023/07/14)
    8. 注文住宅をローコストで建てたい!どんなことを工夫すべき?(2023/07/14)
    9. 注文住宅なら二世帯住宅も自由自在!成功のポイントとは?(2023/07/14)
    10. 注文住宅で老後に備える!バリアフリー化で注意すべき点(2023/12/1)
    11. 地震に強い注文住宅はどんな工法で建てるのが理想?(2023/12/1)
    12. 注文住宅にツーバイフォー工法はふさわしい?メリットやデメリット(2023/12/1)
    13. 防災対策を重視した注文住宅!土地探しでは何を見極めるべき?(2023/12/1)
    14. 注文住宅は完成後もお金がかかる!費用の内容を知って備えよう(2023/12/1)

注文住宅のことが全くわからない!何からスタートすべき?

注文住宅の建築をスタートすることは、多くの人々にとって一生に一度の大きな投資であり、非常に重要な決定です。最初に理解すべきことは、注文住宅とは建築家やハウスメーカーなどのプロのアドバイスを受け、自分たちのライフスタイルや好みに合わせて設計された、オリジナルの家のことです。 まず、住宅を建てるためには、あなた自身がどのような家を望んでいるかを明確にする必要があります。どのようなスタイルの家が好きか家族の構成や生活スタイルに合わせた間取りは何か、またどのような予算を考えていますか?これらの質問に答えることが、最初のステップです。 次に、建築家やハウスメーカーとの面談を行い彼らがどのような提案をしてくれるかを聞いてみることが重要です。彼らはあなたの予算やライフスタイルに合わせた提案を行い、設計から施工までの全プロセスをサポートしてくれます。 注文住宅を建てる際には、建築基準法や法令に沿った手続きが必要です。建築家やハウスメーカーがこれらの手続きを代行してくれる場合もありますが、あなた自身でも理解しておく必要があります。 最後に注文住宅を建てる場合は、工期や予算の管理が重要です。建築家やハウスメーカーとの打ち合わせやコミュニケーションを密に行い、スケジュールや費用の進捗状況を把握することが大切です。

インターネット?情報誌?それとも折込チラシ?注文住宅の情報収集をするならどれ?

注文住宅を建てる際には情報の収集が欠かせません。情報収集の方法としてはインターネット、折込チラシなどがあります。どれを選ぶかは自分のライフスタイルや好み予算、時間などによって異なりますが以下ではそれぞれの特徴やメリットやデメリットを紹介します。 まずはインターネットですがインターネットで様々な情報を手軽に入手することができるのです。特に、建築業者やハウスメーカーのウェブサイトやSNSなどからは建物の写真や間取り、価格帯、施工実績などが簡単に見られます。口コミや評価も調べることができそのため、比較的時間に余裕がある人や情報収集を自分で行いたい人にはおすすめです。インターネット上の情報は正確性や信憑性に欠ける場合があるため、注意が必要です。 次に情報誌ですが建築業者やハウスメーカーが発行する情報誌には、注文住宅の最新情報や施工実績が掲載されています。専門誌では建築家のインタビューや設計事例が紹介されていることもあります。情報誌は専門的な知識を持っている人や、デザインや設計にこだわりたい人にはおすすめです。ただし情報誌は定期的に発行されるため、最新情報については注意が必要です。

注文住宅の展示場は有力な情報源!ここで何がわかる?

注文住宅の展示場は、家を建てる前に実際に見て触れることができる場所であり有力な情報源となっています。ここでは、以下のような情報を得ることができます。 注文住宅の展示場では、実際に建てられた家を見ることができそのため、家の設計や仕様を具体的に確認することができるのです。例えば各部屋の広さやレイアウトやキッチンやバスルームの設備、窓やドアの種類などは大事です。注文住宅のそこでは、建材や仕上げ材料を実際に見ることができます。外壁の材質や色、床や壁のタイルやフローリング、キッチンカウンターの素材など、自分が希望する素材や色がどのように使われているのかを確認することができます。 住宅の会場では、建築技術や施工方法に関する情報を得ることができるのです。断熱材や防音材の種類や厚さ、基礎の強度や耐震性など、自分が希望する施工方法や建築技術がどのように実現されているのかを確認することができます。 注文住宅の会場では、建てたい家の価格や費用に関する情報を得ることができ例えば、建てたい家の面積や設計によってかかる費用、追加オプションの価格など自分が希望する家の価格帯や費用の目安を知ることができます。

そもそも注文住宅を建てる理由とは?どんな人々が希望する?

建売住宅ではなく敢えて注文住宅を建てる方の理由に関しては、当然ながら好みの外観に仕上げることができ、屋内側も自由設計で部屋数を適正化できることや、水回りの設備も希望する機種を選べることをあげられます。建売住宅の場合では窯業製サイディングを採用していたり、屋内側は合板タイプのフローリングや水回りにはクッションフロアを採用していることが多い傾向にあります。注文住宅であれば床材は無垢フローリングに指定できたり、水回りにはタイルを使うこともできるメリットに希望する方が多い理由になります。外壁材においても窯業製サイディングは見た目は良いのですが、耐候性に劣ることがデメリットになるので、タイル式のパネルの外壁材を採用することにより、メンテナンスフリーで塗り替えも不要な外観を保てることも注文住宅を希望する方に多い傾向にあります。間取りに関しても従来型の6畳の居室ではなく、自由自在な坪数に室内を仕上げられることも注文住宅を希望する方の魅力になるのではないでしょうか。

注文住宅用の土地も購入したい!建物にかける費用との理想的な比率は?

注文住宅を建てるために土地を購入する場合、建物にかける費用と土地につかう費用の区分については、一般的には建物の費用が土地の費用よりも高くなる傾向があります。
しかしそれは人それぞれであり、理想的な割合というものは存在しません。
注文住宅の費用と土地に必要な費用は、主に以下の要因で変化します。
土地の大きさや形状や土地の場所や周辺環境そして建物の用途や規模、設備の充実度などが関係あるでしょう。
都心部の狭小地であれば土地の価値が高くなるため、建物にかける費用と土地の費用の比率は逆になることがあります。
逆に郊外の広大な土地であれば土地の価値が低くなるため、費用が高くなることがあります。
建物の用途によっても比率は異なり、住宅用の場合は建物に必要な費用が高くなることが多いですが、商業用やオフィス用の場合は、土地に費やす費用が高くなることが多いです。
さらに自分たちが望む設備の充実度によっても割合は異なります。
高級なキッチンや浴室を備えた豪華な住宅を建てたい場合は、建物の費用が高くなることがあります。

大手ハウスメーカーで注文住宅を建てるメリットとは?デメリットと一緒に考えよう!

大手ハウスメーカーで注文住宅を建てるメリットとしては、ノウハウや技術力が豊富なことです。
多くの経験やノウハウ、技術力を持っているため、注文住宅の設計や施工において、高い品質と信頼性を持っていることが多いです。
多数のプランやオプションを用意しているため、自分たちの希望に合った注文住宅を選ぶことができます。
大量生産によるコストダウンができるため、リーズナブルな価格帯の注文住宅を提供していることが多いです。
アフターサポートが充実していることが多く、長期的な住み心地の良さを保つためのメンテナンスや修理に対応しています。
反対にデメリットは大手ハウスメーカーは、大量生産によって一定のプランや設計が用意されているため、オリジナリティに欠けることがあるため、他の家と似たようなデザインになることがある点です。
大量生産による経済効果を狙っているため、カスタマイズの制限があることがあります。
豊富なプランやオプションを提供していますが、一部のプランにおいては、コストパフォーマンスが悪い場合があるでしょう。
全国的に展開しているため、地域性に配慮しきれていない場合があります。

注文住宅を地元の小さな工務店に依頼する!そのメリットとリスクとは?

注文住宅を地元の小さなところに依頼することには、メリットとリスクの両方があります。
メリットとしては、地元の小さな店は、地元の建築に関する知識や情報を持っていることが多く、地元に根ざした建築に適した提案ができる可能性が高いことです。
大手企業に比べて費用が抑えられる場合があるため、予算に合った建築計画が立てやすくなる場合があります。
さらに小さな工務店は担当者との直接のコミュニケーションがしやすく、自分たちの希望や要望を正確に伝えやすいことがメリットです。
一方でリスクとしては、小型店には経験不足や技術不足などの問題がある可能性があります。
小規模な工務店はスタッフの数が少ないため、工程管理やスケジュール管理に問題が生じる場合がありさらに、大手企業に比べて保証やアフターサポートが不十分である場合があるのです。
注文住宅を地元の小さな店に依頼する場合リスクを減らすためには事前に施工実績や技術力、保証内容などを確認することが必要です。
契約前に明確な見積書やスケジュール表、保証内容などを提示してもらうことが重要になります。
自分たちの要望や希望を正確に伝え、丁寧なコミュニケーションを心がけることも大切です。

注文住宅をローコストで建てたい!どんなことを工夫すべき?

注文住宅をローコストで建てるためには以下のような工夫が有効です。
設計の段階で建材や設備にこだわらず、できるだけシンプルな構造にすることで、建築費用を抑えることができます。
間取りを簡素化したり無駄な廊下や収納スペースを省くなど、無駄を省いた設計をすることも効果的です。
建材は耐久性や断熱性などの機能性を考慮しながら、価格の安いものを選ぶことで、建築費用を抑えることができます。
リサイクル可能な素材を利用するなど、環境にも配慮した建材の選択が可能です。
自分で建物を建てる「セルフビルド」という方法を検討することで、労働費用を抑えることができます。
建築に関する知識や技術が必要となるため、リスクが高くなることもあるため、慎重に判断する必要があります。
中古建材を利用することで、新品に比べて価格が安くなることがあります。
リユースによる環境への貢献にもつながります。
中古住宅をDIYやリフォームすることで、建築費用を大幅に抑えることができます。
自分で行う場合は建築に関する知識や技術が必要となるため注意が必要です。
以上のような工夫をすることで、注文住宅をローコストで建てることができます。
安易な方法を選びすぎると、後々のメンテナンスや耐久性に影響が出る可能性があるため、慎重に判断する必要があります。

注文住宅なら二世帯住宅も自由自在!成功のポイントとは?

注文住宅なら二世帯住宅にしたい場合に、理想の間取りを実現することが可能です。
一番便利なのは、キッチンを2つに分けておくと、後でストレスなく生活がしやすいといえます。
注文住宅の利点であり、玄関を2つにしてお互い顔を出来るだけ合わせないようにするような家もあるようです。
そうすると傍に住んでいるけれどもプライバシーが守られ、一番トラブルが多い台所問題も解決します。
台所が1つだと2世代が同時に使用する場合に困るのですが、お互い都合の良い時間帯に家事が可能です。
食器を慌てて片付けたりなどもできるのが魅力です。
二世帯住宅にしておけば、住んでいて何かあった時にすぐに気づけるのが魅力といえます。
親が体調の悪いときも寄り添うことが可能ですし、デイケアをたのむときも玄関が違っても同じ敷地に住んでいるためにお願いする時に非常に楽です。
隣接した家を買うよりも購入金額が安く住むのも魅力であり、注文住宅を活かした間取り活用も可能といえます。

注文住宅で老後に備える!バリアフリー化で注意すべき点

注文住宅を建てて終の棲家にすることを希望する方は、最初からバリアフリー住宅に仕上げることは最善策になります。
ところが注文住宅を建てた時には年齢も若く健康な場合では、高齢にならないと判断ができない内容があるので注意しながら設計を依頼することは必須です。
例えば玄関ドアまでのアプローチに関しては、段差を設けずにスロープにする方法は基本となり、玄関から屋内のリビングや居室、水回りのスペースも床をフラット化することでご高齢になった際に転倒してしまうリスクを下げることはできます。
注意すべき点の中には、床面のフラット化だけでは不十分になることがあり、例えば浴室の湯船に入る際に大きな段差ができるようであれば、できるだけ湯船の縁を低い位置に設定をしたり、踏み台付のユニットバスにするなど工夫が求められます。
必要に感じる部分に手摺りを設置することも基本になりますが、トイレの場合は横幅を広く作り上げる方法も注意点になります。
トイレは足腰が弱ってしまうと介護が必要になる可能性があり、十分な横幅と手摺りをセットで作り出すことも大切です。

地震に強い注文住宅はどんな工法で建てるのが理想?

地震に強い注文住宅を建てるには、適切な工法を選ぶことが重要です。
以下はゆれに強い注文住宅を建てるための理想的な工法についての概要です。
大きな揺れに強い注文住宅を建てるには、まずは耐震性能の高い基礎を採用することが大切です。
強固で地盤と建物をしっかりとつなぐ基礎は発生時に建物を支える役割を果たします。
特に揺れによって地盤が沈下する場合には、建物を沈下についていくように設計された基礎が必要です。
木造建築においては、構造体の間に金物や補強材を使って接合する「耐震補強工法」や、建物の柱や梁に強化材を加える「耐震改修工法」があります。
建物の高さや階数を制限することで、ゆれに対する耐震性を向上させることができます。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建築物は、強固な鉄骨や鉄筋コンクリートの柱や梁が地震発生時に建物を支えるため、強いとされているのです。
軽量鉄骨造と呼ばれる軽量鉄骨を使用した建物もあるのです。
揺れに強い注文住宅を建てるためには、地盤の強度を向上させるための地盤改良が有効です。
具体的には、地盤に注入する「グランドメッシュ工法+」や、地盤に杭を打ち込んで強度を向上させる「杭打ち工法」などがあります。

注文住宅にツーバイフォー工法はふさわしい?メリットやデメリット

注文住宅の中にはツーバイフォー工法を利用したものも多くなっており、様々な条件を効果的に組み合わせ迅速に建築することができることがメリットとなっています。
あらかじめ用意された設定をもとにこれらを組み合わせて希望の住宅を実現するため、基本的な建築設計に必要な構造の問題などは解消されていることから、安心して利用することができます。
ただしツーバイフォー工法はあらかじめ用意された部品を組み合わせる方法となっており、いわゆるセミオーダー色のものとなっていることから100%自分の希望を満足できるものとはならない点がデメリットです。
窓の位置や高さ、及びドアの大きさ等が決められていることが多いため、これらを変更する場合にはこの方法を利用することができません。
比較的価格が安く工期も短くすることができるので注文住宅を簡単に実現できる方法となっていますが、こだわりのつよい人にとっては自分の希望通りにならない可能性もあるので注意をすることが大切です。

防災対策を重視した注文住宅!土地探しでは何を見極めるべき?

注文住宅を建てる際、防災対策を重視することは非常に重要です。
土地探しの際にも、防災対策に配慮した選択をすることが必要です。
以下に、土地探しにおいて重視すべきポイントを紹介します。
まず土地の地盤について調べることが大事です。
地盤が弱い場合、地震や洪水などの災害に対して弱いことがあります。
地盤調査を行い地盤の強さや不安定な箇所がないかを確認することが大切です。
次に周辺環境も注目しましょう。
住宅が建つ場所の周辺に川や河川がある場合は、洪水のリスクがあるため注意が必要で土砂災害が起こりやすい地域では、土砂崩れのリスクも考慮する必要があります。
さらに、注文住宅建築に於いて地震のリスクも確認することが重要です。
震源地からの距離や過去の地震の発生状況などを調べ、地震対策を考慮した建築計画を立てることが必要です。
その他にも、近隣の施設や交通アクセスなど生活を送る上での利便性も確認することが重要で建物の形状や高さなども、対策に配慮した建築計画を立てる上で考慮する必要があります。

注文住宅は完成後もお金がかかる!費用の内容を知って備えよう

注文住宅は、自分たちのライフスタイルやニーズに合わせて設計された理想の住まいを実現することができますが、完成後もお金がかかる場合があります。
その理由は、住宅を維持するための必要な費用がかかるからです。
注文住宅の維持費用には、以下のようなものがあります。
住宅には様々な設備や機器がありそれらを定期的に点検や清掃、修繕する必要があり特に屋根や外壁の塗り替え、水回りの修理などは大きな費用がかかることがあります。
住宅を所有することには、固定資産税や火災保険料などの税金や保険料がかかりこれらの費用は、住宅の評価額や保険金額によって異なるでしょう。
住宅を使用するには、電気・ガス・水道などの光熱費が必要です。
住宅は断熱性や省エネ性に優れた設計がされている場合が多いため、光熱費は抑えられる場合もありますが使用状況によっては高額になることがあります。
これらの維持費用は住宅を建てる際に予算に含めておく必要があり、特に定期的なメンテナンス費用は、住宅の寿命を延ばすためにも欠かせません。
税金や保険料は、年々変動することがあるため、予算の見直しや見積もりの際にも注意が必要です。
注文住宅は自分たちが理想とする住まいを実現するために、多くのお金や時間をかけて建てるものです。
完成後も維持するために、費用をしっかりと把握しておくことが大切にます。

著者:黒崎信太郎

筆者プロフィール

香川県高松市生まれ。子供たちも大きくなってきたので注文住宅を検討中。
高松市 注文住宅